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お台場海苔の中間刈り取りの日です。
例年、この中間刈り取りでは食品検査用と佃煮加工用に20kg程度の海苔を刈り取ります。しかし今年は生育が遅いため、刈り取りは後日にし、船の上から海苔の成長の様子を観察しました。
お台場海苔、がんばるぞー!
その後、5年生は教室で海藻押し葉づくりに挑戦。
まずは毎年この海苔作りの授業を支えてくれているNPO法人海辺つくり研究会の森田さんから海苔の色や形について説明がありました。
「海苔って何色だと思う?」
海苔は中国語では「紫菜」と書くそうです。
海苔というと、普段食べている焼き海苔や佃煮の姿から「黒?緑?」と思いますが、実際に生きている海苔の姿は、紫色なんですね。
海藻は大きく分けて「紅藻」「緑藻」「褐藻」に分けられますが、お台場海苔で育てているスサビノリは「紅藻」の仲間です。なので、赤紫色をしています。
紫色っぽいものがスサビノリ、細長い緑色のものはお台場海浜公園に自生しているスジアオノリ。
本当の海苔の姿をじっくり観察しながら、海藻押し葉を作っていきます。
きれいに広げるのがむずかしい。 福井校長先生も挑戦。
素敵なデザインの作品ができあがりました。
さて、ここで今の6年生が作った去年の海藻おしばが登場。
あれれ? なんか今年のと違う・・・ 去年と今年の海苔の違いをみんなで考えます。
長さ・大きさ・色など、去年と今年の海苔は違うようです。
では、なぜ違うのでしょう?
「環境?」「今年は寒い?」「ゴミが多いから?」「二酸化炭素?」
5年生からはいくつか意見があがりましたが、森田さんは「それは去年と比べて本当に違うのかな?」と聞きました。
なんとなく違うかも、ではなく、本当に違う証拠を見つけないと、今年の海苔が去年と違う理由とは言えません。
どうすれば、去年との違いがわかるか。
「例えば気温だったらどうすれば調べられるかな。海浜公園のゴミのことは誰が一番よく知っているかな。」
森田さんはいくつかのヒントを出しました。
去年と今年の海苔が違う理由は、次回までの宿題です。
もうひとつ、森田さんからのヒントは「去年と今年のスケジュールの違い」でした。
さて去年のひび立て、中間刈り取りはそれぞれいつだったでしょうか?
(このお台場なぎさ通信を見ればわかるかも!)
5年生の教室から見えるお台場の海と海苔ひび
最終刈り取りまであと2週間です。
これからますます、目に見える形で成長していくはずです。
みなさんもその姿を観察しに、海へ行ってみましょう。
おいしい海苔がたくさんできますように!
(お台場海苔作りの会 福成)